警察から電話があったときの対応

警察から電話がかかってくるパターンの一つとして、たとえば、警察署や交番に届けられた落とし物に記載された電話番号宛てに、落とし物の連絡が来ることがあります。

この場合には、単純に、お礼を言って、取りに行く、で済むことが多いでしょう。

問題は、警察からの連絡が、何らかの事件に関わっている場合です。

警察は、捜査のため、被疑者や事件の関係者の取り調べを行います。

その一環として、被疑者、事件に関係すると思われる者に対して、電話をして、事情を聞き取ることがあります。

場合によっては、電話ではなく、警察署に出頭して話を聞かせてほしいと言われることがあります。

注意するべきなのは、このような警察からの連絡を無視し続けるべきではないということです。

警察からの連絡を無視し続けると、事件への関与を一層疑われることにもなりかねませんし、警察が被疑者と考えている場合には、逮捕されてしまうというリスクも生じます。

まずは、電話で話をして、用件をしっかりと聞き取ることが必要です。

警察からの電話で警察署へ来るように言われたとき、絶対に行かなければならないのでしょうか。

警察による一連の捜査は、任意ですので、たとえ電話で警察署へ来るように言われたとしても、絶対に行かなければならないわけではありません。

もっとも、この要請を無視し続けていると、さきに述べた場合と同様、事件への関与を一層疑われてしまったり、逮捕されてしまうというリスクが生じます。

警察から電話が来て、その要件をしっかりと聞いたら、次に、弁護士に相談をするようにしましょう。

刑事事件に強い弁護士であれば、すぐに状況を理解し、適切なアドバイスをすることができます。

そのため、一人で抱えて悩んでしまう前に、まずは弁護士に相談をすることがおすすめです。